専大のドラ1候補・西舘昂汰は1球に泣く 8回までわずか1安打もサヨナラ負け

[ 2023年9月13日 13:01 ]

東都大学野球2部リーグ・第2週第3日   国士舘大1―0専大 ( 2023年9月13日    大田 )

<専大・国士舘大>8回2/3を1失点と好投した専大の西舘(撮影・村井 樹)
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 今秋ドラフト1位候補の専大の最速152キロ右腕・西舘昂汰(4年=筑陽学園)は8回まで1安打に抑える好投を見せていたが悔しいサヨナラ負け。最後は両膝に手を付いて悔しがり「野球は(最後まで)分からないなと思った」と言葉を絞り出した。

 「野球の恐ろしさを改めて実感した」と振り返った通り、1球に泣いた。初回に1安打こそ許したが、2回以降は完璧な内容。127球を投げての完投から中1日での先発だったが、直球は最速148キロを計測。今季から決め球として使い始めたフォークで三振を奪うなど、相手打線を手玉に取った。しかし9回は1死から三塁打を許すと、次打者に左犠飛を打たれて試合終了。斎藤正直監督は「最高のピッチングだった」と熱投を称えた。

 プロ志望届はすでに提出済み。「プロに行きたいという気持ちはあるが、まずは自分を殺してでもチームを勝たせたい」とここからの巻き返しを誓った。(村井 樹)

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