【甲子園】慶応の不動の1番は“美白王子”丸田 「イケメンすぎる高校球児」として話題

[ 2023年8月21日 05:05 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会

練習後、笑顔で取材に応じる慶応・丸田湊斗(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 21日に準決勝を迎える。20日は休養日で4強入りした各校は練習を行った。準優勝した1920年以来、103年ぶりの4強進出を決めた慶応(神奈川)は、土浦日大(茨城)との関東勢対決に挑み、1番打者の丸田湊斗外野手(3年)が強力打線をけん引する。

 “美白王子”こと慶応のプリンス・丸田が、決勝進出への道も切り開く。不動の1番として今大会は打率・462と絶好調。チームNO.1のイケメンは「歴史をつくれる立場にいるので、新しい歴史をつくるための出塁ができれば」と準決勝へ向けて気持ちを高めた。
 「ありがたいことだとプラスに捉えています」

 色白で端正な顔立ちはSNSでも写真が拡散され、「イケメンすぎる高校球児」として話題に。プレー以外でも注目を集めているが「注目されることはみんなができることではないので」とほほ笑み、歓迎して感謝した。

 趣味は小6から始めたピアノ。自宅では電子ピアノでOfficial髭男dismの「Pretender」などを弾いてリラックスすることが日課で、「夢は老後にジャズバーを開くことです」としっかり将来も見据える慶応ボーイだ。

 何よりもプレーで魅了する。前日の沖縄尚学戦は2点を追う6回1死から右翼線二塁打を放ち、一挙6得点の突破口を開いた。50メートル走5秒9の俊足も生かして大会3盗塁と爽やかに聖地を駆け回る。甲子園ではここまで右投手としか対戦しておらず、土浦日大戦はエース左腕・藤本の攻略が鍵だ。4月の練習試合では不調で無安打に抑えられ、チームも敗れたが「今の自分のバッティングには自信を持っているので関係ないですね」と強気に言い切った。

 太陽の下で白球を追う高校球児とは思えない美白の秘訣(ひけつ)は「肌が赤くなるのが嫌で日焼け止めを使っています」と明かした。「前聞かれた時に使っているのは“ビオレ”って言ったんですけど“ニベア”でした」と照れ笑いを浮かべる美白王子が、1916年の第2回大会以来、107年ぶりの日本一まで先頭に立ち続ける。(村井 樹)

 ◇丸田 湊斗(まるた・みなと)2005年(平17)4月25日生まれ、神奈川県出身の18歳。南舞岡小3年時に野球を始めた。日限山中時代は横浜泉中央ボーイズに所属し2年夏と3年春に全国大会出場。慶応では2年春からベンチ入り。憧れの選手は阪神・近本。趣味はピアノ。50メートル走5秒9、遠投90メートル。1メートル74、73キロ。右投げ左打ち。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年8月21日のニュース