【甲子園】仙台育英・須江監督 政宗流幻惑継投で花巻東・麟太郎斬る「本当の意味での総力戦」

[ 2023年8月19日 05:18 ]

囲み取材に答える仙台育英・須江監督(撮影・藤山 由理)
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 昨夏に東北勢初の甲子園大会優勝を果たした仙台育英(宮城)は19日、第4試合で花巻東(岩手)と準々決勝を戦う。須江航監督(40)は変幻自在の継投策で、高校通算140本塁打の佐々木麟太郎内野手(3年)を擁する花巻東の強力打線に挑む。

 「本当の意味での総力戦。ここからが(仙台育英の)真骨頂なんです。5人全員に先発の可能性がある」

 仙台藩初代藩主・伊達政宗が1615年(慶長20)に大坂夏の陣を戦ってから408年後の令和5年。須江監督は「東北勢合戦」に向け、眼光を鋭くさせた。高橋煌稀、湯田統真、仁田陽翔(いずれも3年)と最速150キロ超投手が3人。ここまで3戦は湯田、高橋を軸としてきたが「武藤(陽世)が初先発かもしれない」と甲子園未登板の2年生左腕の名前も挙げた。

 佐々木麟を「良いバッターなのでヒットも、ホームランも打たれると思う」と警戒した。プロ注目の151キロ左腕・仁田は、制球が課題だが直球とスライダーの威力はトップクラス。指揮官は「仁田も先発あります。いけます」と不敵な笑みを浮かべた。

(柳内 遼平)

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