DeNA・東 号泣9勝目 力投8回2失点「粘り強く頑張って良かった。本当に報われた」

[ 2023年8月12日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA4―2巨人 ( 2023年8月11日    東京D )

<巨・D>9回、逆転2ランを放った牧(左から2人目)を迎える東(中央右)(撮影・木村 揚輔) 
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 まだ試合中だったが感情があふれた。DeNA・東にとって愛工大名電3年時に夏の甲子園出場を決めた13年以来、10年ぶりのうれし涙。8回7安打2失点でリーグ2位タイの9勝目。自身にとって約1カ月ぶりの白星でもあり「“号泣記念日”です。粘り強く頑張って良かった。本当に報われた」と喜んだ。

 21年に左肘手術から復活して、792日ぶり白星を挙げ「泣く予定だった」が涙は出なかった。この日は1―1の8回に不用意な初球カーブで長野に一時勝ち越しのソロを被弾。泣いたのはその直後の9回、逆転2ランを放った牧がダイヤモンドを回る雄姿を見て「感情が強く出て、こみ上げてくるものがあった」と涙があふれた。

 修正能力も光った。初回に状態が悪く、イニング間の投球練習でテイクバックを小さくして安定。直球の切れも戻った。これで今季デーゲームは6戦で無傷の4勝。チームを4連勝に導き、4位・巨人とのゲーム差を3に広げた。試合後、左腕が号泣したのを知った三浦監督は「うれしかったんだと思いますよ」と思いやった。(神田 佑)

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