【甲子園】星稜　2年連続初戦敗退　プロ注目右腕・武内　2ランも「勝たせられないのはエースではない」

第105回全国高校野球選手権記念大会第5日2回戦   星稜3―6創成館 （ 2023年8月10日    甲子園 ）

＜創成館・星稜＞9回、星稜・武内は2点本塁打を放つ（撮影・後藤　大輝）
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　星稜が2年連続初戦敗退となった。先発したプロ注目の149キロ右腕・武内涼太が1回1/3、6失点（自責4）で降板。5番打者として1―6の9回無死三塁で左中間席へ2ランを放つ意地を見せるも、「勝たせられないのはエースではない。2年半やってきたことが甘かったのだと思います」と自らを責めた。

　同校OBの奥川（ヤクルト）に憧れた。準優勝した19年夏の投球はDVDで毎日のように見返した。中学時代にバッテリーを組んでいた近藤真亜久を「一緒に星稜に行こう」と誘い、故郷・大分から石川へ。その近藤と最後の夏もバッテリーを組み、「自分が要求に応えられなかったけど近藤は出し切ってくれた」と感謝した。今後の進路については「これから考えます」と話すにとどめた。（河合　洋介）