西武・隅田 プロ初完投初完封!日本ハム相手に9回132球11奪三振の熱投

[ 2023年8月9日 21:44 ]

パ・リーグ   西武6―0日本ハム ( 2023年8月9日    エスコンF )

<日・西>ガッツポーズで写真に納まる隅田(撮影・高橋 茂夫)
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 西武の隅田知一郎投手(23)が敵地での日本ハム戦に登板し、プロ初完投初完封を達成した。

 初回から飛ばした。1番・矢沢に3球続けて外角低めにカーブを投じて空振り三振を奪うと、2番・郡司に150キロの直球、3番・野村に137キロのスプリットを振らせて3者連続の空振り三振と最高の立ち上がりを見せた。

 打線は来日初先発のマーベルを前にチャンスであと1本が出なかったが、5回2死から死球と悪送球で走者を溜めると、源田とペイトンが連続適時打を放って3点を奪い均衡を破る。7回には外崎が満塁一掃の適時二塁打を放ち加点した。

 隅田は7回にも3者連続の空振り三振を奪うなど日本ハム打線に付け入る隙を与えず。8回を投げ終えた時点で117球に到達していたが、ブルペンに救援陣の姿はなくそのまま9回のマウンドへ。山野辺の失策とマルティネスにこの日初の長打となる二塁打、さらに、万波に四球を与えて2死満塁と最大のピンチを招く。しかし、最後は松本を三ゴロに打ち取りプロ初完投初完封を達成した。

 7月30日の楽天戦では今季最短3回1/3を7安打4失点(自責3)で早々にマウンドを降りた隅田。1―0の2死一、三塁。村林の高いバウンドを三塁手・佐藤龍が捕球ミスして同点に追いつかれると、3回1死からは浅村、フランコに連続二塁打を浴びて逆転を許す。さらに1死一、三塁で伊藤の三ゴロを佐藤龍がまたしても捕球ミスで3失点目。4回1死一塁で小郷に四球を与えたところで、松井監督は2番手・ティノコを告げたが、浅村に適時打を浴びて失点は4となる悔しい一戦となっていたが雪辱を果たした。

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