オリの戦車だシュウィンデル「ニュージャージーから来ました」球団史上初3安打&V撃デビュー

[ 2023年4月20日 05:03 ]

パ・リーグ   オリックス2―1楽天 ( 2023年4月19日    京セラD )

<オ・楽>2勝目の田嶋と3安打のシュウィンデルは笑顔でポーズ(撮影・井垣 忠夫)
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 遅れてきた新助っ人が派手な日本デビューだ。オリックスのシュウィンデルが「5番・DH」で初出場し、決勝打を含む3安打の大暴れ。お立ち台で喜びをかみしめた。

 「これ以上ない一日。チームにとって大きな1勝になったと思うので、とてもうれしい」

 試合を決めたのは技ありの一打だった。1―1の同点で迎えた8回1死二塁。2ストライクから西口が投じた低めのフォークを左手一本で中前に運ぶ決勝打。一塁を回ると、両手を突き上げた。

 「西口投手はフォークがあると事前に知っていた。もしかすると来るかもしれないと頭に入っていた」。カブスで同僚だった鈴木誠也の“金言”が生きた。来日前に「フォークの準備はしておけ」と助言をもらっていた。

 フォークだけではない。4回2死での初安打は早川のチェンジアップ。6回2死一塁での中前打はカーブと多彩な球種を攻略。能力の高さを見せつけた。

 メジャー22本塁打もここまでは苦しんだ。3月10日巨人とのオープン戦後に腰に張りを訴え離脱。2軍で調整を続け、16日ウエスタン・広島戦で実戦復帰したばかりだった。つらいリハビリを経てこの日から1軍に合流。試合前のベンチ裏通路で中嶋監督から「きょう行くよ」とスタメンを告げられて驚いたが、「準備は大丈夫。興奮していたので」。しっかり期待に応えた。

 お立ち台では照れながら「ニュージャージーから来ました」と自己紹介した。愛称は名前をもじった「フランク・ザ・タンク」(戦車)。リーグ3連覇を目指すチームに頼もしい重戦車が加わった。(中澤 智晴)

 ◇フランク・シュウィンデル 1992年6月29日生まれ、米ニュージャージー州出身の30歳。セント・ジョーンズ大から13年のドラフト18巡目(全体534位)でロイヤルズ入団。19年3月28日にメジャーデビューし、同年5月に自由契約。タイガース、アスレチックスを経て21年7月からカブスでプレー。メジャー通算145試合、打率・269、22本塁打、79打点。1メートル85、100キロ。右投げ右打ち。

 ○…来日初出場のシュウィンデル(オ)が8回の決勝打を含む3安打、1打点。オリックスでNPBデビューした外国人選手が初戦で3安打以上は、前身の阪急時代を含めて16年開幕戦のモレル(3安打、1打点)に続く2人目。前回チームはサヨナラ負けしており、猛打賞&決勝打デビューは球団史上初めてだ。

 ▼オリックス中嶋監督(シュウィンデルについて) 腰の具合を心配していたが、ちょっとずつ良くなってここまできた。まあ、この先心配だが、元気なときにはやってもらいましょう。

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