日本ハム・清宮　5戦3発！オープン戦キング！　初回に右翼テラス席へ「いい感じで捉えた」

オープン戦   日本ハム7－1ロッテ （ 2023年3月8日    ZOZOマリン ）

＜ロ・日＞初回2死二塁から清宮は右越えに2ラン（撮影・長久保　豊）
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　新庄流の「愛のムチ」は続く。日本ハム・清宮がオープン戦トップの3号2ラン。指揮官は「もうハッパを掛けないでみようかな」と言いつつも「（スタメン当確は）ずっとないんじゃない。これがハッパ」と笑い、さらなる奮起を求めた。

　3日のイベントで、新庄監督は「ちょっと太ってきたのが気になる」と言い、開幕スタメンを確約しなかった。昨季自己最多の18本塁打を放った和製大砲は奮起し、初回2死二塁からメルセデスのカーブを捉え、右翼テラス席に運んだ。「いい感じで捉えた」。5試合で3発と量産態勢。「（状態は）良いか分からないけど、本塁打が出ているので悪くはない」とうなずいた。

　キャンプ終盤ではバットを左肩に乗せてから打つドラフト3位・加藤豪（前メッツ傘下）に助言を受け、ややバットを寝かせてフリー打撃を行った。バットをスムーズに出すことが目的で「今はうまくはまってきている」と手応え。実戦でバットを寝かせることはないが、意識付けが結果につながっている。

　昨季までの本拠・札幌ドームよりも狭い新球場では、大幅な上積みが期待され「今まで入らなかったのも入ってくれたら」と言った。目標は40本。新庄監督がハッパを掛け続ければ、実現可能かもしれない。（田中　健人）