入来祐作氏が亡き兄を思い涙「破天荒な人ですよ…本当に」 智さんと交わした1月31日の最後の言葉
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10日に交通事故のため死去した入来智さん(享年55)の通夜が12日、宮崎県都城市の平成会館でしめやかに営まれた。弟の祐作氏(50=現オリックス投手コーチ)は突然の兄との別れに沈痛な面持ちで、報道陣に応対した。
平成会館には、智さんの死を偲び、巨人、ヤクルト、オリックスや巨人でともにプレーした清原和博氏、ヤクルトの石川雅規投手らの供花が並んだ。さらに、智さんの現役時代のものとみられるユニホームや写真なども並べられた。
祐作氏は11日未明に兄の訃報を受け、オリックスのキャンプ地・宮崎市から実家がある都城市へ向かい、病院で対面。祐作氏は1月31日に父・喜門さん、兄・智さんと3人で都城市の母の墓参りをしたときの写真を自身のインスタグラムに投稿していた。それから10日後の突然の別れだった。
祐作氏と報道陣にやりとりは以下に通り。
――どのような経緯で智さんの訃報を知ったのか。
「夜中に連絡が来たものですから、最初は私の父が何かあったのかなと思って、覚悟して電話に出たんですけど、兄貴だという風に聞いて、ちょっと動揺しましたけど。すぐに病院に向かいまして、兄貴と対面して。電話があったのは1時前くらいですかね。事故をしたのが9時半から10時だと言うことで、後で聞いたんですけど。急なことですからね、僕もまだ心の整理は付いていないですけど。父親が一人残りますので、それが気がかりというか、心配というか、僕らはまだ若いですから、僕も弟も頑張れますけど、父が心配だなと、今はそればっかりですね」
――「入来兄弟」でプロ野球の世界で戦った。思い出は?
「やっぱりオールスターに一緒に出れたことですかね。ジャイアンツにいるときに兄貴がジャイアンツに入ってきて、一緒に兄弟リレーしたいなという風に思っていたんですけど、それもかなわず、兄貴がヤクルトに行って、兄弟対決したいなという思いもかなわずでしたので。オールスターでバトンを渡せたときはうれしかったですね。打たれましたけど、兄貴とあれは照れくさかったけどうれしかったですね」
――お兄さんはどのような方だった?
「兄貴ですか?人騒がせな破天荒な人ですよ本当に。僕がコーチをやらせてもらっていて、ずっと野球に携わって今までやっていますけど、兄貴以上の破天荒な人、いないので、どんなやつが来ても大丈夫なんですよね。今なんか特にコーチ業をやらせてもらっているので、兄貴のおかげでどんな選手が来ても大丈夫なんですよね。そういうのは今となっては兄貴のおかげで、どんな人とも付き合えるというか。本当に裏表のない人で、感情が正直な人で、好きなことしかしなくて、やりたいことしかやらなくて、本当に手に負えない人です。本当に手に負えない人です」
――最後に会ったのは?
「いつも1月31日にキャンプ地に入りますよね。今年1月30日だったんですよ。たまたま私の母の命日だったので、31日にちょうど時間があったので、墓参りに行って、墓のお掃除をしてね、花替えてね、花を添えて、実家に帰って親父の顔を見ようと思ったら兄貴もいてね、親父と兄貴と2人でなんかずっといつもと一緒なんですけど、口げんかしながら楽しそうにやっていたので、安心してキャンプ地に戻ったんですけどね。そのときは…………“親父のこと頼むぞ”って言って、分かっとるわ!って言われて…まぁ兄貴らしいですけどね。なんか兄貴らしいなと思って。派手な死に方するのも」
――現在は介護士をしていた
「そうですね。僕の兄貴は職を転々とするんですけどいつも最初は楽しいって言ってやるんですよ。でもすぐに辞めるんです。それでしばらくフラフラして、また何かの職に就くと“祐作楽しいぞ!”って言うんです。それでまた辞めるんです。その繰り返しなんですけどね、今度の介護の仕事はね、“親父の面倒見るときに役に立つよな”って言いながらやっていたので、心強かったんですけどね」
――今の仕事はいつから。
「分からんですね。兄貴は職を転々とするので。いつからやっとったか知らんですけど、楽しい楽しいって言ってる時間は長かったですかね」
――少し歳のはなれた兄弟
「小さいときは5つも離れていれば大人と子供ですからね。兄貴って運動神経がすごいんですよ。皆さんは家の外壁わかります?これくらいのブロック塀わかります?あれをダッシュで走れる人なんです。すごくないですか。平行棒わかります?それはこれくらいでしょ?もっと細いところを。それをダッシュで走ってどこかに行くんですよ。小さいときにいろんなところで悪いことするでしょ?おっちゃんに怒られてそんなところをダッシュで逃げる人でした。なんでもできる人だった。憧れてました。やっぱり兄貴のことは大人になってから、いつもケンカしましたけど。小さい時は敵わないですけど、大人になったらお互い力が一緒くらいになるんですよ。取っ組み合いのケンカをいつもしてましたよ。2年に1回くらい。親父はいつも黙って見ていた。止めもしないですね」
――お父さんは。
「親父は今年88。今は87歳ですね。3月で88になります。この間兄貴と米寿のお祝いをしたばっかりでした。やっぱり残念です」
――対応していただき、ありがとうございました。
「本当に来ていただいてありがとうございました。兄貴も喜んでいると思います。僕は最初ひっそりやった方がいいかなと思って、事故だったので。だけど兄貴の性格を考えたら、ちょっとでも盛大にやったほうが兄貴も喜ぶと思って…なもんですから無理言って、普通にやると言ったらみなさんにこんなに足を運んでいただいて。逆に申し訳なく、すみませんでした。兄貴も喜んでいます」
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