NPB　17日からMLB組の侍合宿参加への“壁”保険料問題クリア　壮行試合4戦出場不可は変わらず

侍ジャパンの栗山監督
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　3月のWBCに出場する大谷（エンゼルス）ら大リーグ5選手が、17日から始まる宮崎での侍ジャパン強化合宿などの練習に参加するために求められていた保険料を、日本野球機構（NPB）側が支払う準備が整ったことが1日、分かった。球界関係者が「保険は（12球団で）払う。実際に（合宿から）来るかは分からない」と説明した。保険料は数億円程度とみられる。合宿初日からの参加を前日に表明したダルビッシュ（パドレス）以外の4人の合流時期は、所属球団と本人との交渉次第となる。

　しかし、大リーグの規定により、大リーガー5人がWBC管轄外の2月25日～3月4日の壮行試合4試合（ソフトバンク戦、中日戦）に出場できない問題はクリアされないまま。本番に備えて実戦で調整できないことは大きなネックで、現実的には早期合流が困難な状況は変わっていない。メジャー組の外野手3人（吉田、ヌートバー、鈴木）が出場できない壮行試合については、若手外野手を中心に、複数のサポートメンバー招集への準備も進めることになる。