元楽天ドラ2　慶大出身・岩見の決断「引退です。自分で決めたこと」

スカウトに転身する元楽天・岩見
Photo By スポニチ

　楽天から戦力外通告を受けた岩見雅紀（28）を21日、TBS系「バース・デイ」（土曜後5・00）が特集。球団スカウトに転身する経緯を報告した。

　「お金よりも野球ができない方がつらい」と12球団トライアウトへの参加を決意。楽天施設を借りて1人黙々と練習を続けたが、当日は4打数無安打。NPB球団からの電話はなく、獲得期限となる5日目、古巣の楽天球団から携帯電話に着信。「スカウトの方に興味はないか」とオファーを受けた。

　岩見は慶大で東京六大学野球史上初の5試合連続本塁打を放つなど通算21本塁打を誇り、2017年ドラフト2位で楽天に入団。5年間で1軍35試合出場、11安打1本塁打と結果を残せず、昨オフに戦力外通告を受け「NPBにこだわって勝負したい」と現役続行を希望していた。

　「感情が迷子になっている」と現役にこだわるか、スカウトの仕事を受けるか熟考の末、下したのは「引退です。自分で決めたこと。頼んでもできない仕事」とスカウトへの転身。最後は「自分がスカウトした選手が（楽天の）力になればうれしい」と前を向いた。