阪神・西純 さらなる飛躍へ「規定投球回&10勝」目標 2・11“春の開幕投手”にも名乗り

[ 2022年11月19日 05:15 ]

南国の日差しを背にさらなる飛躍を誓う西純(撮影・岸 良祐)
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 阪神・西純が18日、高知県内の秋季キャンプ宿舎で1550万円増の年俸2800万円で契約を更改した。昨季から124%増で、球団の高卒4年目としては93年新庄剛志の2200万円を超え、16年藤浪の1億7000万に次ぐ高年俸。「ピッチングもですけど、バッティングも本当に見ていて楽しいというか、楽しみにしてもらえるような投球とかプレーができていたんじゃないかと言われました」とプロ1号も記録した打撃を含めての評価に笑みを浮かべた。

 5月18日ヤクルト戦では初本塁打と初完投勝利を同時達成するなど6勝3敗、防御率2・68。「去年の契約更改でも10勝を目指すと言った。もっとできたんじゃないかな」と満足はしていない。

 「規定(投球回)を投げられたら10勝も見えてくると思う。その2つを一番(目標)に置いてやりたい。来年のキャンプから実戦でしっかり結果を残していかないといけない。他の人より早く準備をして、いいアピールができるようにしたい」

 2月11日に初実戦として予定される紅白戦に関しても「投げられるところはどんどん投げて、(首脳陣に)見てもらえたら」と“春の開幕投手”に名乗りを上げた。「キャンプの最初の方から試合で投げられるぐらいの状態でいたい。ヤギ(青柳)さんや西(勇)さんとは立場が違うので、早い準備ができたら」。目標に掲げる10勝への再挑戦。強い自覚を胸にまずは超速仕上げで存在感を示す意気込みだ。(阪井 日向)

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