ヤクルト小川、6回4安打1失点好投「出せるものは出し切りました」 球団25年ぶりシリーズ2勝ならず

[ 2022年10月29日 20:45 ]

SMBC日本シリーズ第6戦   ヤクルト―オリックス ( 2022年10月29日    神宮 )

<ヤ・オ>6回、杉本(左)に先制適時打を打たれた小川(撮影・尾崎 有希)
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 ヤクルトの小川泰弘投手(32)が日本シリーズ第6戦(神宮)に先発登板。6回4安打1失点と好投するも打線の援護に恵まれず、球団では1997年の石井一久(第1、5戦)以来25年ぶり6人目となる同一シーズンの日本シリーズ2勝目を逃した。

 22日の第1戦(神宮)では2点先制してもらった直後に押し出し四球で追いつかれるも、打線の援護を受けて5回6安打2失点と踏ん張ってプロ10年目にして待望の日本シリーズ初勝利。チームはそこから無傷の2勝1分けとしたが、敵地・京セラドームで連敗して2勝2敗1分けのタイに持ち込まれた。初戦から中6日での登板となった小川だったが、中5日の相手先発左腕・山崎福との投げ合いとなった第6戦は息詰まる投手戦となった。

 小川は初回、1番・太田にいきなり中前打されたが、それ以降は4回まで無安打投球。だが、味方打線も山崎福に抑えられ、0―0のまま試合が進行した。だが、6回だった。先頭の太田に左前打され、犠打で1死二塁。中川圭は捕邪飛に打ち取ったものの、吉田正を申告敬遠した一、二塁から5番・杉本に内角高めへの142キロ直球を右前に弾き返され、ついに先制を許した。続く安達には四球を与えてなおも2死満塁。だが、ここは紅林を外角低め直球で見逃し三振に仕留めてそれ以上得点を許さず、この回を投げ切って降板となった。なお、7回のマウンドには同じ右腕の木沢が2番手として登板している。

 小川の投球内容は6回で打者25人に対して88球を投げ、4安打1失点。6三振を奪い、与えた四死球は3つ、直球のMAXは146キロだった。

 ▼小川 出せるものは出し切りました。後は全力で応援します。

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