マクガフ、悪夢再び まさかの2試合連続“ひとり相撲” 先頭打者を出し、自身の悪送球で失点

[ 2022年10月29日 21:44 ]

SMBC日本シリーズ第6戦   ヤクルト0―3オリックス ( 2022年10月29日    神宮 )

<ヤ・オ>9回、紅林のバントを悪送球し追加点を許すマクガフ(撮影・村上 大輔)
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 レギュラーシーズンでセ・リーグ2位の38セーブを挙げたヤクルトの守護神、スコット・マクガフ投手(32=米国)がオリックスとの日本シリーズ第6戦(神宮)でまたしても自滅した。

 2勝2敗1分けのタイで迎えた第6戦。0―1で迎えた9回に4番手としてマウンドに上がった。だが、先頭の安達に右前打された無死一塁から悪夢が繰り返される。紅林の送りバントを自ら処理したが、一塁ベースカバーに入った山田に向かって悪送球。ボールが右翼へ抜ける間に一走・安達の本塁生還を許すと、打者走者の紅林にも一気に三塁へ進まれた。

 1死後、代打・西野の右犠飛でこの回2点目を失い、0―3。続く太田を四球で歩かせると、ここで高津臣吾監督(53)が左腕・久保への投手交代を決断した。

 マクガフは27日の第5戦(京セラD)では4―3の1点リードで迎えた9回に4番手として登板。先頭の代打・安達をいきなり四球で塁に出した後、犠打で1死二塁となってから西野の投手強襲安打を一塁悪送球する間に追いつかれた。この時点でマウンドに座り込んだマクガフ。続く中川圭を空振り三振に仕留めて2死までこぎつけた後、吉田正に1ストライクからの2球目、高めに浮いたスプリットを右翼スタンドへ叩き込まれ、サヨナラ2号2ラン被弾となった。

 昨年の日本シリーズでは第1戦(京セラD)で3―1と2点リードの9回に登板しながら1死も取れずに3失点し、吉田正にサヨナラ二塁打を打たれて敗戦投手に。2年連続で衝撃的な幕切れとなっていた。

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