阪神・ロハス　韓国2冠王が本領発揮へスタイルチェンジ　積極打法でフェン直二塁打

オープン戦   阪神3－1楽天 （ 2022年3月6日    甲子園 ）

＜神・楽＞3回無死、ロハスは中越え二塁打を放つ。投手滝中（撮影・北條　貴史）
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　「7番・左翼」で先発出場した阪神のロハス・ジュニアが、3回の第1打席でオープン戦4試合、12打席ぶりの安打を放った。昨季10勝の3年目右腕・滝中の直球をとらえ、フェンス直撃の中越え二塁打。熊谷の中前打で先制のホームも踏んだ。

　「もともと初球を振らないタイプ」という慎重派が、「オープン戦ということで思い切って振っていきたいなと。しっかり打つことができて良かった」と積極的に打ちに出たことが、好結果につながった。第2打席は3ボールから打ちに行った大ファウルもあった。

　待ちのスタイルからの変身は、不振脱却への気持ちの表れと言えた。「韓国2冠王」の触れ込みで来日しながら、1年目の昨季は打率・217、8本塁打で、2年目もオープン戦で低空飛行を続ける現状。コロナ下で来日が4月上旬に遅れた昨季と違い、今季はキャンプから参加し、言い訳はできない。矢野監督も「もっとやってもらわないと困る」と手厳しい。左翼のレギュラーをつかむには、さらなる結果が必要だ。