ブレーブス名物、賛否両論の応援「トマホーク・チョップ」

[ 2021年11月2日 02:30 ]

ワールドシリーズ第5戦   アストロズ9―5ブレーブス ( 2021年10月31日    アトランタ )

明かりのついたスマートフォンで「トマホーク・チョップ」するブレーブスファン(奥田秀樹通信員)
Photo By スポニチ

 きれいと目を細める者もいれば、恐ろしいと嫌悪する者もいる。腕をおののように振り下ろすブレーブス名物の応援「トマホーク・チョップ」。大型ビジョンに映し出されたトマホークが動きだし、太鼓の音とともに、4万人以上の観衆が雄叫びを上げる。

 ブ軍ファンの女性が「球場の照明を暗くし、スマートフォンの照明をおの代わりに縦に振るのがきれい。彼氏は今日初めてそれを見るの」と話す一方、米先住民に対する侮辱だという意見も多い。ある野球記者は「MLBは人種差別と闘ったハンク・アーロンの栄誉を称えながら、トマホーク・チョップを許すのはダブルスタンダード」と渋い表情を浮かべていた。

 同じ米国でも考え方は正反対。前出の野球記者は「米国が正しい歴史を教えていないからこうなる」と語った。(奥田秀樹通信員)

続きを表示

2021年11月2日のニュース