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広島・野間 目指すは「嫌らしい1番」後半戦巻き返しへ、勢いに乗る男がチームを引っ張る

[ 2021年8月23日 05:30 ]

<広・ヤ 雨天中止>室内練習場で打撃練習を行う野間(撮影・成瀬 徹)
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 広島・野間峻祥外野手(28)は本拠でのヤクルト戦が降雨中止となった22日、1番打者として「嫌らしさ」を、残り試合における新たなテーマに掲げた。後半戦に限れば8試合でリーグトップの13安打を記録。個人成績だけでなく、打線を機能させ最下位から逆襲のきっかけになることを誓った。

 野間は7月10日から東京五輪での中断期間を挟み12試合連続で1番に固定されている。その間、51打数18安打の打率・353と好調で、後半戦に限ればリーグトップの13安打(22日現在)。佐々岡監督も「(打順は1番が)一番適している」と認めるように、当初の目標だった「1番死守」は通過点となった。次なる目標は「嫌らしい1番」になることだと言う。

 「投手との兼ね合いもあるし、やはり打つだけではなくて、相手にいろいろと嫌がられるような打撃ができればいい。嫌らしいところが出てくれば、相手も嫌だと思う」

 最大の魅力はチーム随一の走力。ただ、安打での出塁だけでは生かし切れない。ときには球数を稼ぎ、四球での出塁も増えれば、野間の求める「嫌らしさ」が増してくる。後半戦は33打席に立ち、四死球はわずかに2つ。今季の出塁率は・333で積極的な打撃の裏返しとはいえ、1番としては出塁率も大事な指標となる。

 「塁に出ることで相手も気にしてくれるし、次の打者の手助けになるかもしれない。とにかく塁に出ないと点も取れない」

 気が付けば今季で7年目。1軍でも小園、林ら年下が多くを占めるようになり、個人成績だけをがむしゃらに追い求める年齢ではなくなった。「まだレギュラーではないから結果が大事だけど、やっぱりチームが勝つことが一番。チームを勇気づける一打だったり、勝ちに貢献できる一打を打てるようにしっかり練習して、いい準備ができるようにやっていきたい」。1番に定着しても、チームが最下位では心から喜べないのが本心だ。

 得点力不足解消が喫緊の課題とあって、野間の「嫌らしさ」が増せば空気も変わってくるはずだ。「最下位ですし、目の前の一試合をいかに取るかを考えて、チーム一丸となって頑張りたい」。最下位からの逆襲に向け、赤ヘル一丸の先頭に立とうとしている。(河合 洋介)

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