輝明が佐藤の「顔」だ 日本一多い佐藤姓の親睦団体が阪神の黄金ルーキーに熱視線 名誉大使を熱望!

[ 2021年3月16日 05:30 ]

佐藤姓の「顔」として注目される阪神・佐藤輝
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 佐藤の顔になる!阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22=近大)が、日本一多い名字とされる佐藤姓の親睦団体「佐藤の会」から「日本を代表するスラッガーになって」とエールを送られた。同姓ゆかりの地とされる栃木県佐野市が立ち上げた同団体は、林家ペー&パー子が務める名誉大使について、近い将来の佐藤輝の就任を熱望。16日は神宮でヤクルトとの開幕前哨戦に臨む。

 “サトテルフィーバー”は関西だけにとどまらない。地元西宮市から直線距離で約422・2キロメートル離れた栃木県佐野市にある「佐藤の会」。全国最多で約186万人いるとされる「佐藤さん」たちのコミュニティー形成を目的に発足した同会も、大型新人の活躍に魅せられている。取材に応じた担当者は、球界に現れたスター候補への期待を口にした。

 「佐藤輝選手にはぜひとも日本を代表するスラッガーになってもらって、日本の佐藤さんを盛り上げていただきたいです」

 3位の佐藤蓮と合わせて佐藤姓が2人指名されたこともあり、昨年のドラフトの時から注目を続けていたという。“サトウの日”だった10日広島戦、14日巨人戦で佐藤輝が一発を放った際には、公式ツイッターで阪神球団が上げたホームラン動画を「佐藤さん速報」と題して引用ツイート。喜びを伝え、みなで分かち合った。

 「サトウの日にホームランしたのを見て、持っているものが違うなと。スターは節目の時に打つといいますけど、その通りでした」

 直接の因果関係は不明でも、会員数は急増している。発足後1年弱の21年2月末で約800人だったが、現在約1000人までに到達。担当者は「佐藤輝選手がホームランを打った効果もあるかも」と目を丸くした。

 20日に初開催されるオンラインサミットには元オリックスで現タレントのパンチ佐藤や、お笑いタレントで野球好きのU字工事らが参加し、佐藤輝の話題を取り上げる予定だという。さらに同サミットには「佐藤の会」名誉大使を務める林家ペー&パー子(佐藤姓)も参加するが、担当者は「夢のような話ですが、引き受けてくださるならぜひ」と、いずれ佐藤輝に3人目の大役を務めてもらうことを熱望した。

 「自分と同じ名字の人が活躍すると元気になりますし、頑張ろうってなると思う。日本で一番多い名字ということもありますし、日本全体を元気づけられる活躍をしてもらいたいですね」

 佐藤界の一番星に輝く存在となり得るニュースターの、アーチ量産を願った。(阪井 日向)

 《ルーツは栃木・佐野が有力》全国の佐藤さんのための親睦団体「佐藤の会」ウェブサイトによると、佐藤姓の由来は平安時代の中頃、平将門の乱を鎮圧したとされる武将・藤原秀郷(ひでさと)を始祖とし、末裔(えい)が秀郷の居城があった下野国佐野(現栃木県佐野市)にちなみ「佐野の藤原氏=佐藤」と名乗ったという説が有力としている。なお同会は栃木県佐野市の地域再生事業「佐藤さんゆかりの地聖地化プロジェクト」の一環として20年3月10日“佐(3)藤(10)の日”に発足。同県の民放局・とちぎテレビ内に事務局が設置されている。

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