【楽天ドラ1早川一問一答】上々最速150キロデビュー プロの打者は「バットが急に出てきて驚き」

[ 2021年2月20日 15:47 ]

<練習試合 楽・日>日本ハム打線を封じる早川 (撮影・白鳥 佳樹)       
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 楽天のドラフト1位ルーキー、早川隆久投手(22、早大)が日本ハムとの練習試合(金武)の2番手で登板。実戦初登板で2回1安打無失点、3奪三振で降板した。

 先発の田中将大からリレーし、2番手でマウンドへ。2番・中島に対しては内角直球で三直、3番・西川は直球で空振り三振、4番・中田は3球で空振り三振に仕留めた。中島、西川に対してこの日最速の150キロをマークした。

 2回は5番・大田を三ゴロ、6番・野村に右安打を許したが、7番・今川を空振り三振、8番・清水を三ゴロに抑えて、2回1安打無失点3三振の内容だった。

 ――準備中に田中の投球見ていた?
「試合の流れを見ながら自分も作っていったので。アマチュアと違ってプロは1球1球の間隔も長い分、ブルペンで作るのも難しかったかなと思います」

 ――田中の後に投げた
「田中さんがどうこうというよりも相手バッターの胸を借りるつもりで思い切っていかせてもらいました」

 ――直球の感触は?
「しっかり腕を振れていたかなと思うので。ストレートも走っていたかと思います」

 ――手応えのあるボール、あるいは課題のボールは?
「チェンジアップの状態は大丈夫だなと思ったんですけど、カットボールの精度をもう少し上げていければなと思います」

 ――茂木のファインプレーで落ち着いた?
「(3回、三塁線抜けそうな打球を茂木が横っ飛びで好捕)茂木さんのファインプレーがあったからこそ自分もうまく波に乗れて3者凡退に抑えたりと流れをつくれたので、そういう意味では茂木さんのプレーには感謝しています」

 ――中田との対戦は
「低めにしっかり丁寧に投げようという意識はあったので。低めに投げながらも真っすぐとのコンビネーションを大事にして太田さんは配球を組み立てたと思います」

 ――プロと対戦して大学との違いは?
「バットが急に出てきたのでびっくりしました。外のカットボールを中島さんに投げた時にファウルにしたんですけど、バットが急に出てきて驚きました」

 ――開幕へ上げていきたい点。
「変化球の精度もそうですし、真っすぐの力強さももう1段階上げて開幕へ向けてあと1カ月ちょっとしかないですけど、自分の持ち味をみせていければと思います」

 ――150km。この時期は凄い。
「巨人の平内君が151とか出しているので。新人はペース配分が分からないからこそそういう数字が出ているのかなと思います」

 ――カーブでカウントを有利にしていた。
「太田さんのサインが結構カーブが多くて。緩急を意識させることが重要だったのかなと思ったんですけど、試合終わった後に太田さんに聞いていければと思います」

 ――中田の三振は?
「チェンジアップです」

 ――ストレートでも押していけていた
「押していけてるなという手応えはありますけど、まだ相手バッターも初見でもありますし、そこに関してはおごることなく、ここからもう1段階上げてオープン戦とはまた違ったボールを投げられればと思います」

 ――ベンチにライオンキングのタオルは?
「今日は持ってきてないです。オープン戦なので持ってきてないんですけど、シーズン入ったら多分持ってくると思います」

 ――もう1段階上げていくのに必要な部分は?
「ヒット打たれたボールはアウトハイに近いボールだったので。そこはライト前に持っていかれましたけど、あそこはしっかりアウトローに決まっていれば見逃し三振を取れていたかなということは感じていた。真っすぐの低めから伸びていくような球を今後も投げていきたいと思います。しっかり低めに投げることが大事だと思うので、低めに投げる制球力、低めに投げていく上でも強さをしっかり求めていければと思います」

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