父は“ミスターバスケットボール” 神奈川大の佐古一馬は野球に恋をした

[ 2021年2月11日 11:13 ]

遠投110メートルの強肩で遊撃手のレギュラーを狙う佐古選手(撮影・柳内 遼平)
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 神奈川大学野球リーグの神奈川大は10日、横浜市のグラウンドで行われた練習を公開した。コロナ下で当初の予定から約1カ月遅れて9日に始動。全部員がPCR検査で陰性となったが、寮生と寮外生が分散して練習を行い、各部員が消毒液を携帯するなどの感染症対策を徹底している。

 遊撃の位置でノックを受け、遠投110メートルの強肩で一塁に設置されたネットに矢のような送球を突き刺す。遊撃手のレギュラーを狙う佐古一馬内野手(2年)は元バスケットボール男子日本代表の“ミスターバスケットボール”佐古賢一氏(50)の長男だ。昨秋にリーグ戦デビューを果たし「春のリーグは全試合に出場したい」と力を込める。

 幼少期から公園で父とバスケットボールをプレーしたが、小学校3年で出会った野球に一目惚れ。「友達とプレーした野球が楽しかった。野球のフィールドに立ったときの景色が好きでした」と振り返る。野球チームに入部し、父とはキャッチボールをするようになった。

 競技は違っても、偉大な父は頼りになった。高校野球の名門・山梨学院でレベルの高い選手との競争に悩んだとき、アドバイスを受けた。「自分は自分。他の人と比べず、自分のプレーをしなさい」。選手としての金言を授かったジュニアは自分を取り戻し、3年夏に甲子園に出場。1回戦の高知商戦で2安打を放つ活躍を見せ「夢のような場所だった」と振り返る。

 昨秋は三塁手でリーグ戦デビューを果たすも、左肩を負傷。リハビリ期間もひたむきにチームのサポートをする姿を岸川雄二監督は「2カ月練習に入れなかった期間を無駄にしなかった。上手くなる素質がある」と称えた。

 「今が一番野球にのめり込んでいます。監督、コーチから良い指導を受けることができ、取り組む姿勢が変わってきました」と父そっくりの顔で笑う。社会人野球に進む夢を叶えるため、躍進の春にする。

 ◇佐古 一馬(さこ・かずま)2000年5月4日生まれ、神奈川県出身の20歳。小3で野球を始める。横浜市立原中学校では硬式の泉シニアでプレー。山梨学院では3年夏に甲子園に出場。神奈川大では2年秋からベンチ入り。50メートル6秒0。1メートル83、85キロ。右投げ右打ち。

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