巨人・丸「3番・中堅」で初実戦へ 石井コーチと3年ぶりの“師弟タッグ”「どれだけ反応できるか」

[ 2020年2月13日 05:30 ]

石井野手総合コーチ(左)の前で打撃練習に汗を流す丸(撮影・西海健太郎)
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 巨人・丸が宮崎キャンプ最終日となる、13日の1軍VS2、3軍の紅白戦に「3番・中堅」で先発出場する。今季初実戦に向け「出ることで自分が今、ピッチャーの球にどれだけ反応できるか、物差しができる」と語った。

 今キャンプは坂本らとともに独自調整できる「S班」でスタート。ファームに交ざり調整し「どんどん振れるのは今くらいしかない」と連日、木の花ドームで1時間以上打ち込み体を仕上げてきた。

 移籍2年目の今季は、全幅の信頼を置く師匠がいる。新任の石井野手総合コーチと広島時代以来3年ぶりのタッグを組む。選手やコーチとして9年間、一緒に戦い、代名詞となったグリップをいったん下げてから上げ、スイングに入る独特の「ヒッチ打法」のきっかけも与えてくれた。1軍合流した前日は、石井コーチが打撃投手を務め、この日は雨天のため木の花ドームで行われた打撃練習で打撃ケージ裏から動きをチェックしてくれた。「僕の今の打撃をつくってくれた人。心強い」と丸は話す。

 昨年は打率・292、27本塁打、89打点の成績を残したが、ヤクルトのコーチだった石井コーチは「いろいろ考えながらやってるな、よくないんだろうなと思いながら見ていた」と分析する。「元々修正能力が高い選手。気づいたときに言うくらいです」と言えば、丸も「何かあったら言ってくれると思う」。移籍2年目でさらなるインパクトを残す戦いが始まる。 (青森 正宣)

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2020年2月13日のニュース