阪神・矢野監督“牧田ショック”なし「若いヤツの楽しみが増えた」

[ 2019年11月28日 05:30 ]

ゴルフを楽しむ矢野監督(撮影・北條 貴史)
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 阪神・矢野監督は27日、来季に向け若手投手のさらなる台頭を期待した。パドレスを自由契約になり、獲得を目指していた牧田の楽天入り決定から一夜明けたが、指揮官に“牧田ショック”はなかった。

 「ウチにきてくれることでプラスが多いと思っていたし、ぜひとも欲しかった選手。(決断を)尊重というか、縁がなかったということやしね。(ただ)全然悲観的には捉えてない」

 恋い焦がれた投手だったが、終わったことは仕方がない。「牧田は牧田で野球人生を頑張ってもらえばいいし、対戦することもあるだろうから、そのときは全力で倒しにいくということ」。新天地で挑戦する元メジャーリーガーの活躍にエールを送る一方で、対戦した際の完全攻略を誓った。

 「牧田が来れば先発、中継ぎのポジションが一つなくなったわけだから、若いヤツの楽しみが増えたことになる」

 牧田の代わりは自前で作る――。鉄壁を誇った今季の救援陣以上のブルペンをつくることでしか、成功を示すことができないのも事実。1軍枠を争う投手にとってはチャンス到来。若虎の反発力と意地が試される時でもある。(山本 浩之)

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