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新井さん、14年連続の護摩行 20年目へ40歳が燃える決意

護摩行を行う広島・新井
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 広島の新井貴浩内野手(40)が11日、鹿児島・最福寺から和歌山・高野山の清浄心院に舞台を変え、14年連続の護摩行に挑んだ。同僚の石原、会沢、堂林とともに摂氏400度超の熱さに耐えながら、己の心を鍛え上げた90分間。池口恵観大僧正(81)はベテランのハートの強さを大相撲の貴乃花親方になぞらえ、セ・リーグMVPを獲得した16年を超える活躍に太鼓判を押した。

 さすがに疲労の色がにじんでいた。約40センチの距離で3メートルを超える火柱と正対し、全身全霊をこめて不動真言を唱え続けた90分間。荒行を終えた新井は火ぶくれで顔中を真っ赤にし、精根尽き果てながらも20年目への決意を新たにしていた。

 「護摩行をやらないと一年が始まらない。今年もキツかった。でも、苦しいことから逃げたらダメ。心が締まり、“やるぞ”という気持ちになった」

 池口大僧正が住職を務める清浄心院に護摩堂が完成したことで、長年通い慣れた鹿児島から和歌山・高野山に舞台を移した。「ここは特別な場所。空気が違う」。この日は一面銀世界。気温マイナス6度の厳しい冷え込みにも動じず、新鮮で清浄な空気に感慨を受けながら修行に励んだ。

 リーグ連覇を果たした昨季も獅子奮迅の働きだった。出場100試合で打率・292、9本塁打、48打点。ここ一番では勝負強さを発揮し、チームの精神的支柱であり続けた。キラリと光る強いハート。護摩行に挑み、限界に挑戦することで強さを身に付けた。

 「新井も、貴乃花親方と同じぐらい強い。微動だにしない」

 護摩行を通じて“平成の大横綱”と親交がある池口大僧正は、40歳の精神面に同じ力を見て取っていた。この日くべた護摩木は、例年よりも1000枚多い3000枚。心身の充実ぶりを感じたからで、「一球闘心」の言葉を授け、今季の活躍に太鼓判を押した。

 「体がすごく若い。MVPを獲った16年を超える気、力が出ていた。あの年以上の力が出せると思う。あと10年はやれる」

 本塁打王に輝く05年にスタートした荒行は14年目を迎えた。「自分でも、苦しいことをよくこれだけ続けているな…と思う」。1月末で41歳。それでもまだ妥協せず、率先垂範で心身を鍛え続ける。

 「今年も最高の一年になるようにしたい」

 球団史上初のリーグ3連覇と34年ぶりの日本一へ。2018年も強い肉体とハートを持つベテランが若いチームをけん引する。(江尾 卓也)

[ 2018年1月12日 05:30 ]

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