阪神 ドリスと再契約へ異例プラン 駆けつけ22日紅白戦登板で最終テスト

[ 2017年2月13日 06:30 ]

15日に来日するドリス
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 阪神との再契約が濃厚なラファエル・ドリス投手(29)が15日に沖縄入りし、22日の紅白戦に登板予定であることが12日、分かった。16日から始まる第4クールで合流し、状態が問題なければ17日には打撃投手に登板。来日からわずか1週間で実戦マウンドに上がるという異例の急展開で最終テストを受ける。

 昨季34試合に登板し、3勝3敗8セーブ9ホールド、防御率2・12の好成績を残した右腕の“復帰”が秒読みとなった。昨年はマテオの代役として守護神を任されることもあったが、7月末に右肘痛を発症して登録抹消。オフに右肘手術を受けたこともあり、1度は契約を解除した。一方で、球団側はその実力や日本での適性を高く評価しており、担当者をドミニカ共和国に派遣して視察させるなど右肘の回復状態を注視してきた。

 すでに母国でのシート打撃では、ほぼ全力で投げられるまでに回復。関係者によると「もう94マイル(約150キロ)ぐらいは出ている」という。もともとキャンプ中に入団テストを想定していた球団側が、異例の「途中合流、即実戦」というプランを組んだ形だ。

 実力は十分に分かっているだけに、普通に投げられることを見せられれば再契約は決定的。外国人枠の問題はあるが、マテオ、メンデスとの「ドミニカントリオ」で勝利の方程式を結成する可能性も浮上しそうだ。

 宜野座キャンプでまだ打者と対戦していない能見、藤川は14日、メンデス、高橋は17日に打撃投手として登板の見込み。ドリスを含め、22日の紅白戦で揃って今年の実戦初マウンドに上がる青写真となった。

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2017年2月13日のニュース