「元・回文芸人記者」オリックス編「マジかなりおいしいオリ中島」

[ 2015年2月11日 09:15 ]

イラストを持ち笑顔を見せる「オリ姫」の加世沙織さん(左)と中田早紀さん

 オリックスのキャンプは「オリ姫」と呼ばれる女性ファンでにぎわっていた。回文は「マジかなりおいしいオリ中島」。阪神、西武など他球団との争奪戦の末に前アスレチックスの中島を獲得できたのは「おいしい」。モヒカン頭でキャンプインした中島を見て「マジか中島」と無意識に回文をつぶやいた人も多いはずだ。余談だが、無意識に使いがちな回文としてはほかに「寝ると太るね」や「飲んでんの?」がある。

 オリ姫を取材。芸人時代に大阪の漫才コンテストでネタをやり、3分間全く笑いが起きなかったトラウマがある。関西から駆けつけたオリ姫たちに回文がウケるか心配だったが、「めっちゃうまいやん!!」とハイテンション。「取材も大変やな」と気遣ってもらい、疲れが吹っ飛んだ。中島が在籍した頃は西武ファンだったという中田早紀さん(23)は、オリ姫になった直後に中島が戻ってくる「おいしい」展開に「うれしい!!日本一になってほしい」と笑顔だった。

 女性ファンが増えていることについて森彩花さん(22)は「うれしいけど、ファンとの垣根が低い球団なのでライバルが増えるのは寂しい」と複雑な乙女心?をのぞかせる。大阪と言えば阪神ファンが多いが、オリックスの選手にもそろそろ「来てもいいモテ期」(回文)。オリ姫が選手と結婚して「嫁、姫よ」(回文)になることもあるかも!?

 ▼回文とは 「竹やぶ焼けた(たけやぶやけた)」「確かに貸した(たしかにかした)」など、普通に読んでも、逆さから読んでも同じになり、意味が通じる文のこと。言葉遊びの一種。

 ≪まだあるぞ!!【オリックス】回文≫

 ▽「ブラ獲るとラブ」(ぶらとるとらぶ)来日から6年間で169本塁打を放ったブランコを獲得。オリ姫も大砲に熱視線を送る。

 ▽「糸井打とう糸井!!」(いというとういとい)説明不要。球界のスーパースター・糸井に今季も注目だ。

 ◆渡辺 剛太(わたなべ・ごうた)1980年(昭55)10月27日、東京都墨田区生まれの34歳。横浜国大在学中の03年1月に唐沢拓磨とお笑いコンビ「レム色」を結成。04、05年に「M―1グランプリ」準決勝進出。ネタ本も出版したが、08年3月に解散。09年4月にスポニチ入社。東京本社編集センター、福島支局勤務を経て、昨年10月にスポーツ部の野球担当になった。

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