ポスト宮本に谷内!赤川から2発で猛アピール

[ 2013年2月8日 06:00 ]

赤川の投球で打撃練習を行う谷内

 ポスト宮本を狙う「やち」です!ヤクルトのドラフト6位・谷内(国学院大)が、強烈なアピール弾をぶち込んだ。フリー打撃で昨季8勝を挙げた赤川と対戦。25スイング中10本が安打性で、左越えに2本放り込んだルーキーは「赤川が手を抜いてくれただけ」と謙遜したが、ど派手なアーチ。幼少時代から初対面の人には「たにうち」や「やうち」と呼ばれ続けてきた男は「早く名前を覚えてもらいたい」と自らを売り込んだ。

 グラブもバットも宮本モデルを使用する宮本信者。バットは巨人・阿部モデルと併用するが、今キャンプでも宮本からグラブの型づくりやグラブさばきの手ほどきを受けている。宮本は「もう少し基礎をしっかりした方がいいけど、最近入ってきた新人の中ではうまい方」と評価。打撃を見守った小川監督も「赤川はそんなに力を入れてなかったけど、それに対応してるわけですから期待は持てる」と新戦力の台頭を喜んだ。

 正遊撃手の川端が脊柱起立筋の肉離れで離脱し、現在は川端に次ぐ正遊撃手候補は定まっていない。今後の実戦で出場機会を得るためにも幸先の良いスタートを切った。

 ◆谷内 亮太(やち・りょうた)1991年(平3)2月3日、石川県生まれの22歳。小4から野球を始め、金沢西では1年夏からベンチ入り。2年秋から主将を務めたが甲子園出場なし。国学院大では、4年春に東都リーグ2部でMVP獲得。12年ドラフト6位でヤクルト入団。1メートル77、78キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

2013年2月8日のニュース