西武ドラ1の増田 淡路島魂で「新人王狙う」 88年会入り熱望

[ 2013年1月7日 06:00 ]

出身地の淡路島がデサインされたグラブで練習をこなした西武・増田は笑顔

 淡路の星になる!西武のドラフト1位・増田(NTT西日本)が、8日の新人合同自主トレを前に埼玉県所沢市の西武第2球場で練習を開始。兵庫・淡路島出身のプロ野球選手として「地元を背負っていく。淡路島育ちがやれるところを見せて(島を)アピールしたい」と意気込んだ。

 福井工大時代に作った練習用グラブには、淡路島の形の模様と頭文字「A」のマーク。そのグラブを手にキャッチボールを行い「淡路島は海と山しかないけど帰ると落ち着く。本当にいいところ」。年明けも2日間滞在。3日には地元の伊弉諾(いざなぎ)神宮に初詣に出掛け、人生初の大吉のおみくじを引いた。

 前日に東日本大震災の被災地・仙台でイベントを行った楽天・田中、広島・前田健らと同じ88年生まれ。プロでは後輩となるが、最速152キロの即戦力右腕は「負けたくない思いはある。やるからには新人王を狙うし、結果を出して88年会に参加できれば」。淡路島も阪神大震災の被災地であり、将来的には88年会のイベントを同島で行いたい夢もある。「毎日、淡路島牛乳を500ミリリットルは飲んでいた。(名産の)たまねぎも大好き」という増田が、故郷愛を胸にプロの第一歩を踏み出した。

 ◆淡路島出身の著名人 現役のプロ野球選手は楽天・片山。過去には通算1041安打の元阪神・鎌田らがいる。作詞家・作家の故阿久悠氏、タレントの上沼恵美子、女優・大地真央らも淡路島出身。

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2013年1月7日のニュース