Kスタ宮城にラッキーゾーン!プロ野球本拠地では22年ぶり

[ 2012年12月14日 06:00 ]

かつて甲子園球場に設置されていたラッキーゾーン

 楽天が本拠地・Kスタ宮城にラッキーゾーンを新設することが13日、明らかになった。左中間と右中間の膨らみの部分に設置する見込み。同球場は本塁から両翼までの距離が、プロ野球の本拠地では最大の101・5メートルと広いこともあり、チームは今季12球団最少の52本塁打に終わった。だがラッキーゾーンが新設される来季は、これまでよりも一発攻勢が増えそうだ。

 Kスタ宮城が大きく生まれ変わる。プロ野球で22年ぶりとなる「ラッキーゾーン」の新設だ。既に他球団に報告済みで球界関係者は「本塁打が増えるような改修を行う」と明言。球団創設9年目で初優勝を狙う来季の開幕に向け、早ければ年明けに改修工事を始める。

 Kスタ宮城は本塁から中堅までの距離が122メートル、両翼はプロ野球本拠地で最長の101・5メートルで、左中間、右中間の膨らみも大きい。さらに常時、左翼から右翼、もしくは本塁方向に風が吹き、今季の本塁打数は68試合で38本と12球団の本拠地で最少。ナインだけでなく他球団の選手からも「最も本塁打が出にくい球場」と言われている。

 今季チームは12球団最少の52本塁打で2桁本塁打を記録した選手はなし。松井とともにチーム最多の9本塁打に終わった牧田は前日に仙台市内の球団事務所で契約を更改した際に「やっぱり球場に来る子供は大人になっても本塁打を覚えてるもの。今年ももう少し飛べば入っていた打球がたくさんあった」と語っていた。

 星野監督は事あるごとに「東北のファンが関東や関西の人間に誇れるチームと球場にしたい」と話している。まずは「ラッキーゾーン」の新設で、来季はより目が離せないプレーが増えそうだ。

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2012年12月14日のニュース