中畑監督 王さん弔問に「新しいパワーをいただいた」

[ 2012年12月8日 06:00 ]

DeNA・中畑監督(後方)に見送られ帰路につくソフトバンク・王球団会長

 5日に子宮頸(けい)がんのため最愛の妻・仁美さん(享年59)を亡くしたDeNA・中畑監督の自宅に、7日も次々と弔問客が訪れた。ソフトバンク・王貞治球団会長も25分間弔問。王会長もダイエー監督だった01年12月に恭子夫人が胃がんのため57歳で死去しており「中畑君の今の胸中が大変だろう、つらいだろうとよく分かる。奥さんのためにも来年頑張ってほしい」と激励した。

 眠れない日々が続き、最近2週間で体重が6キロも減った中畑監督は、玄関先まで出て見送った後「(ハードスケジュールで)疲れているのを押して来てくれた。女房も俺も幸せ。新しいパワーをいただいた」と感謝した。この日は葬儀の打ち合わせのため夫人の死去後、初めて外出。菩提(ぼだい)寺も決まり「女房が落ち着く場所、安住の地が決まった。女房が俺より先に入るのは残念だけど、物凄く安心感がある。ホッとした」と久しぶりにほおを緩ませた。

 また、巨人・長嶋一茂野球振興アドバイザーも弔問。体調を気遣う一茂氏に「今は寂しいし何も考えられない。でもユニホームを着たら、俺はやるよ。来年は絶対に暴れてやるから。巨人に勝つからな」と宣言した。

続きを表示

この記事のフォト

2012年12月8日のニュース