球児 入団会見はクラブハウス開催 98年歴史“聖域”第一声

[ 2012年12月8日 06:00 ]

粋な演出が用意されたカブス・藤川

 2年契約でカブスと合意した藤川の入団会見は、本拠リグレー・フィールドのクラブハウスで行われることが分かった。1914年開場で、現在使用されている球場としてはレッドソックスのフェンウェイ・パークに次ぐ歴史を持つ球場。その中でも三塁ベンチ奥にあるカブスのクラブハウスは、往年の名選手たちが歓喜と涙を味わってきた特別な場所である。

 07年オフに福留が入団した際には、右翼ポール近くにあるバーが会見場に使用されたが、クラブハウスが用意されるのは極めて異例。地元記者も「今までなかったことでは」と驚きを隠さない。

 クラブハウスは幅約4・5メートル、奥行き約20メートルと縦長。両側に選手のロッカーが並び、大リーグのクラブハウスとしては手狭だ。しかし、そこには歴史と伝統が詰まっている。藤川は先月15日、外野フェンスがつたで覆われた同球場を見学した時の印象を「シカゴは(改修)前の甲子園に似た感じで伝統もある」と語った。カ軍が用意した粋な演出は、右腕の心をわしづかみにするはずだ。

 基本契約は2年総額950万ドル(約7億7900万円)で、3年目は自動更新のオプションが付く。背番号は阪神でつけていた22が空いていないため、11に決定した。

 今季61勝101敗で地区5位に沈んだカブスは、抑えのマーマルが20セーブにとどまり、デール・スウェイム監督も藤川について「彼はセットアッパーも抑えもできる」と期待を寄せる。阪神で通算220セーブをマークした「炎のストッパー」が、1908年を最後に世界一から遠ざかる古豪の救世主となる。

 ≪プロ初10番台≫藤川は、99年の阪神入団時は背番号30。02年から「キュウジ」にちなんだ92を付け、05年から今季まで22を背負った。日本代表では06年の第1回WBCで24、08年の北京五輪で28。いずれも、年上のロッテ・里崎に22を譲った形だが、09年の第2回WBCでは22を付けた。プロ入り以来、10番台は初めて。

 ≪正三塁手候補獲得≫ウインターミーティング最終日となったこの日、カブスはイアン・スチュワート内野手(27)と年俸200万ドル(約1億6400万円)の1年契約で再契約に合意した。今季は左手首手術を受けた影響から出場55試合にとどまったが、09年には25本塁打をマークしており、正三塁手として期待されている。また、ツインズは救援右腕のジャレド・バートン投手(31)と2年総額550万ドル(約4億5100万円)で再契約に合意した。

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