斎藤から大谷へ“ドラ1”のメッセージ 「自然体のままでいい」

[ 2012年12月8日 13:41 ]

大谷にアドバイスを送った斎藤はミズノアンバサダーズミーティングで新しいウエアを着る

 日本ハムの斎藤佑樹投手(24)が7日、花巻東の大谷翔平投手(18)にアドバイスを送った。大阪市内のホテルで行われたミズノアンバサダーズミーティングに出席した斎藤は、9日に日本ハム入りを正式表明することが確実なドラフト1位の大谷に対し「自然体のススメ」を説いた。

 ドラ1からドラ1への心強いメッセージだ。大谷について聞かれた斎藤は、慎重に言葉を選びながら言った。

 「ドラフトというのは難しい問題ですよね。凄く悩んで考えて決断するんだと思います。入団したら?自然体のままでいい。いろいろなことを経験してのプロ野球ですから」

 自身は10年秋のドラフトで4球団競合の末に日本ハムが交渉権を獲得。札幌ドームでの単独入団会見には8000人が駆けつけた。大谷が入団すれば、同じようにファンの注目を浴びることは必至。それだけに「本人がどう見られたいかというのもあると思いますが、やはり自然体でいること」とありのままの姿で、周りに惑わされずに歩むことが大事だとした。

 18歳ながら最速160キロを誇る剛腕が加入すれば、先発枠を争う好敵手ともなる。しかし「ライバルという感じはないですね。自分は自分で頑張るだけというか」とマイペースを貫く。現在は北陸地方などで、日本シリーズで痛めた右肩のリハビリと体づくりをメーンとした自主トレーニングを敢行中。「技術も向上していかないといけないので」と年明けからは技術練習に移行していくつもりだ。

 この日は来季のグラブを赤色にすることも決定。今季は黒や紺を使用していたが「グラブから華やかにしていこうかと思って」とニヤリと笑った。1年目は6勝6敗、そして2年目だった今季は5勝8敗。来季こそ1年間ローテーションを守り抜き、華々しい成績を残す。

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2012年12月8日のニュース