ぶっちぎり1位!ドアラ最新刊、芥川賞受賞作に勝つ

[ 2012年2月28日 06:00 ]

 人気は健在だ。中日の球団マスコット、ドアラが24日に発売した新著がばか売れしていることが27日、分かった。自身3冊目の書き下ろしは、電子書籍限定発売の「コアラ坂」。紀伊国屋書店の電子書籍部門の週間ランキングでは話題の田中慎弥氏の芥川賞受賞作「共喰い」を抑えてのぶっちぎりの1位となった。

 デビュー作「ドアラのひみつ」が10万部を超えるベストセラー。2作目「ドアラのへや」に続き第3弾もリリースしたPHP研究所の担当編集者は「発売から2日間だけで週間1位になり、反響に驚いています」と興奮気味だ。「1作目から4年もたっているし、これはもうブームじゃなくて定着した人気になっていますね」と分析した。

 気になる中身は、人気絶頂から2軍落ちまで味わった近年を振り返る自伝的内容。「第1章 ナゴヤ球場の中心で暑いとつぶやく」、「第2章 飛べないコアラはただのコアラ」など相変わらずの“ドアラワールド”を展開している。異例の売れ行きに「おどろき。なにかしら頑張る」とコメントした人気者から今季も目が離せない。

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2012年2月28日のニュース