五十嵐フォーシーム捨てる 今季初ブルペンで52球

[ 2012年2月2日 06:00 ]

今季初ブルペンで52球の投球練習を行った五十嵐

 パイレーツとマイナー契約を結んだ五十嵐が、自主トレ中のロサンゼルスで今年初のブルペン投球を行った。ツーシームと高速スライダーを中心に52球。「イメージ通り。上半身がうまく使えてぶれないし、(腕の振りに)抑えが利く。力が伝えやすい」。ドミニカ共和国でのウインターリーグ武者修行の成果を口にした。

 メッツでプレーした昨季は左打者の対戦打率・208に対し、右打者に・306と打ち込まれた。その反省から、ヤクルト時代の武器だったフォーシームを捨て、全てツーシームに替えた。右打者の懐をシュート気味にえぐる軌道で「ファウルが増え、空振りも取れるようになった」という。上半身の強化に重点を置いたことで、ウインターリーグではフォーシームとほとんど球速が変わらない平均95マイル(約153キロ)をマーク。外角スライダーとのコンビネーションを確立した。

 今後、キャンプ地入りまでに5回ブルペンに入る予定。「つかんだものを維持して、その上でパワーアップして臨めれば」。招待参加のキャンプはアピールの場。開幕メジャー枠を勝ち取るための準備を進める。

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2012年2月2日のニュース