今季も「3時間半ルール」適用 電力事情に配慮

[ 2012年1月25日 06:00 ]

 プロ野球の実行委員会が24日、東京都内で開かれ、昨季特例措置として導入した「3時間30分ルール」を今季も適用することを決めた。

 昨季は東日本大震災による東京電力福島第1原発事故により、節電対策として「3時間30分を過ぎて新たな延長回に入らない」とする規定を設けたが、今年は西日本も夏場に電力事情が厳しくなる見通しであることから、同ルールの継続を決めた。日本野球機構(NPB)の下田邦夫事務局長は「電力事情は今年も悪いから変更する理由はない。原発も全部止まるかもしれないし」と説明した。ただし、球場の照明を減灯して試合を行うことについては「ボールが見づらい」など否定的な意見もあることから、現場との意見交換をしながら最終決定する予定。また、パ・リーグ理事会では、同日付でアグリーメント(申し合わせ事項)からサスペンデッドゲームの条項を削除することも決まった。

 ▼日本プロ野球選手会・新井貴浩選手会長(3時間30分ルール継続について)まだ、あれ(東日本大震災)から1年もたっていない。被災地のことを考えながら、いろいろなことを考えてやっていかないといけないと思う。

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