“浪人”菅野が決意表明「良かったと思える１年にしたい」

記者の質問に答える東海大の菅野智之投手

　プロ野球日本ハムのドラフト１位指名を拒否して、１年間浪人することを決めた東海大の菅野智之投手が７日、神奈川県平塚市の野球部室内練習場で取材に応じ「ああいう結論を出して良かったと思える１年にしたい」と決意を語った。

　卒業はせず、大学に籍を残す形で、野球部で練習を続けるという。海外への留学などは現時点では考えていないそうで「いろんな人から協力してもらえると聞いている。そういう期待に応えていきたい」と話した。

　昨年１１月に浪人を表明した時にも使った「夢」という言葉を、この日も繰り返した。報道陣にその意味を聞かれると「それは皆さん分かってくれていると思うので、あらためて言う必要はないかなと思います」と、伯父の原辰徳監督が指揮を執る巨人への強い思いをにじませた。