4球団が新監督 巨人 異例の「先乗りコーチ」派遣のワケ

[ 2011年12月19日 06:45 ]

 巨人が来春2月のキャンプで、異例の「先乗りコーチ」を派遣してライバル球団の徹底解剖に乗り出すことが18日、分かった。

 2年連続で優勝を逃したチームは今オフ野村克也元楽天監督の下でID野球を学んだ橋上コーチを招へい。同時にスコアラー8人とともに他球団の情報を分析する戦略室を球団内に新設した。

 来年2月には宮崎キャンプ中のチーム本隊から離れて、同コーチ自ら他球団のキャンプを回って戦力チェックを直接行う計画。キャンプでスコアラーが他球団をチェックして回るのは普通の光景だが現場のコーチが先乗りで偵察に動くのは極めて異例だ。

 来季は中日、阪神、DeNAと同一リーグで3球団が監督交代。交流戦で対戦する日本ハムを含めて4球団が新しい戦い方で挑んでくる。新体制のライバル球団をいち早く分析することは重要な任務となる。「最終的には原監督の意見を聞いて、それを重視してやっていくことになる」と橋上コーチは来年1月19日のスタッフ会議で、情報戦の詳細を決めていく方向だ。

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2011年12月19日のニュース