青森山田高で野球部員が死亡…寮内で上級生暴行か

[ 2011年12月19日 19:19 ]

 青森山田高校(青森市)は19日、野球部の寮で大阪府出身の1年生の男子部員(16)が意識不明になり、同午前1時ごろ、搬送先の病院で死亡したと明らかにした。2年生の男子部員(17)に殴られた疑いがあり、青森署はこの部員から事情を聴き、死亡との関連を調べている。

 同校によると、死亡した部員は18日夜、ほかの1年生部員3人と学校敷地内にある寮2階の空き部屋で焼き肉をしていたのを2年生部員に見つかり注意を受けた。2年生部員はその際に1年生部員の背中を素手で殴った疑いがあるという。

 1年生部員は直後に息苦しそうな様子をみせ、意識不明になり、約2時間後に死亡した。同校の渡辺俊治事務長は「日常的ないじめや暴行は無かった」と話している。

 同校は野球強豪校で部員85人。全国から部員を受け入れ、全員が同じ寮で生活。2004年から6年連続で全国高校野球選手権大会に出場するなど、春夏合わせて11回、甲子園に出場している。

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2011年12月19日のニュース