PL後輩との約束果たした!宮本、気仙沼で野球教室

[ 2011年12月19日 06:00 ]

PL学園の後輩・奥玉真大さん(左)との約束を果たし、気仙沼で野球教室を行ったヤクルト・宮本(中央)

 絆はここにもある。ヤクルト・宮本慎也内野手(41)が18日、宮城県気仙沼市の東陵高グラウンドで野球教室を開催した。

東日本大震災で被災したPL学園の後輩・奥玉真大さん(37)が指導する気仙沼リトルを含め、地元の小中学生55人に指導。5月の交流戦に招待した奥玉さんから教室開催を依頼され、アドバイザリー契約を結ぶミズノの協力もあって約束を果たした。

 早朝には奥玉さんの案内で気仙沼市内を視察した。港近くで奥玉さんが営んでいた酒店の跡地、鹿折(ししおり)地区に打ち上げられた330トンの巨大漁船を間近で見た。震災直後から日用品、衣類を送り続け、気仙沼リトルには4月の月間MVPの賞金で野球道具をそろえた宮本も「実際に見ると言葉が出ない。来てみないと分からないことがある」とかみしめた。仮設住宅で暮らす奥玉さんは野球教室の開催実現に「本当に感動です。生きてて良かった」としみじみ話した。

 来オフ以降も気仙沼リトルを中心に支援活動を続ける意向の宮本は、子供たちをKスタ宮城、神宮へ招待する計画も明かすと「これで終わりじゃなくて、できる限りのことをしていきたい」と話した。

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2011年12月19日のニュース