井口 鉄人ボディーでフルイニング出場宣言!

[ 2011年1月12日 06:00 ]

ロッテの井口(前)は、阪神の鳥谷とともにノックを受ける

 昨季日本一に輝いたロッテの野手現役最年長、井口資仁内野手(36)は11日、沖縄県名護市内で自主トレを公開。自身初となるフルイニング出場を宣言するとともに、連覇へ打率3割、20本塁打、100打点、出塁率4割を目標に掲げた。

 今年37歳を迎えるベテランは、体力には絶対的な自信を持っている。さらにチームリーダーとして野手陣を引っ張る決意がそう言わせた。

 「フルイニング出場する気持ちを強く持ってやっていきたい。それに痛くて休む選手が去年、一昨年と多かった。自分が手本となってみせていきたい」

 井口はメジャー移籍した後輩との約束も2年越しで果たす。昨年主将に就任した西岡に「144試合出ろ。俺も出る」と叱咤(しった)激励した。その西岡はフルイニング出場でチームを引っ張った一方で、自身は死球の影響で1試合欠場。点差が離れた試合終盤の途中交代も4試合あった。ダイエー時代に2度全試合出場しているが、今年こそ1イニングたりとも休むつもりはない。故障や負傷にも弱音を吐かなかった西岡の根性を井口自らが受け継ぐ。

 そのためには故障しない鉄人ボディーをつくり上げるしかない。(1)1年を通した筋力トレーニングの継続(2)体幹トレーニングの強化(3)ストレッチを増やす(3)食生活は肉は食べずに魚中心(4)痛飲しない――を目標に掲げて6日から沖縄で自主トレに臨んでいる。現在93キロの体重も、ベストの91キロに落としてキャンプインする。そして不動の3番としての役割も全うする。

 「走者がいれば還し、走者がいなければ自分がつなぐ」。2年連続の100打点と出塁率4割はもちろん、ダイエー時代の04年以来となる3割、20本もノルマに課した。大型補強した星野楽天に加え、日本ハムには黄金ルーキー斎藤が入団した。井口は「去年以上にパ・リーグは盛り上がるし、その中で昨年日本一の意地を見せたい」と誓った。

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2011年1月12日のニュース