宮本 異例「不惑トレ」でスロー調整

[ 2011年1月12日 06:00 ]

松山市内の権現温泉で英気を養うヤクルト・宮本

 ヤクルト・宮本慎也内野手(40)は、愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで自主トレを公開。自身としては異例のスローペース調整となる「不惑トレーニング」で新たなシーズンに臨む。

 午前11時から約5時間の練習を敢行したベテランは「今までと同じじゃないよ、40歳だもん。100出せるところを60、70に抑えて春季キャンプでしっかりできるようにしたい」と話した。

 これまでは自主トレで一度体を追い込み、キャンプ第1クールに居残りで打ち込むなどハードな調整を行っていた。しかし、昨年は1月の自主トレ中に右ふくらはぎを痛め、キャンプは別メニュー調整だった。結果的に129試合に出場した昨季は不振に苦しむなど、思うようなシーズンといかなかった。40歳になって迎える初めてのシーズン。あえて練習量、内容を抑えて故障を防止することが活躍への最短距離との結論に至った。

 川端、荒木の若手遊撃手にノックを行うなどしたチーム現役最年長は、01年以来10年ぶりの優勝へ「ケガなく130試合くらい出て、出てもらわないと困るという存在感と数字を出したい」と意欲を見せた。

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2011年1月12日のニュース