桑田氏 菊池に“プロの心得3カ条”

[ 2009年12月6日 06:00 ]

「42年会」野教室>マンツーマンでバッティングの指導をする桑田真澄氏

 元パイレーツの桑田真澄氏が5日、元レッドソックスのデニー友利氏、元横浜の佐々木主浩氏らと西武ドームで行われた「プロ野球42年会」の野球教室に参加。同球場を本拠地とする西武のドラフト1位左腕・菊池に、大物ルーキーの先輩としてエールを送った。

 PL学園では計5度の甲子園出場。菊池と同様に鳴り物入りで巨人に入団した桑田氏の助言は「楽しむ」「自分を信じる」「人間力を磨く」の3カ条だ。「(プロの世界は)大変だからこそやりがいがある。だからこそ楽しいんだと菊池君には伝えたいね」。自身も1年目の86年は2勝止まり。厳しい世界を実感しながら、翌年は15勝を挙げ沢村賞などを獲得した。
 壁を乗り越えるための心構えは「自分を信じること。自分の一番の味方は自分自身だから」。さらに社会経験などの少ない高卒ルーキーとあって「野球の成績だけじゃなく、並行して“人間力”も付けないと」とした。この日の野球教室には150人の子供たちが参加。エキシビション試合では先発もした桑田氏は「本当に楽しみ。金の卵だし、花開くように応援してあげたい」と笑顔で話した。

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2009年12月6日のニュース