中日キラーの本領!館山、無四球で4年ぶり完投勝利

[ 2009年4月29日 21:09 ]

4年ぶりの完投で2勝目を挙げ、声援に応えるヤクルト・館山

 【ヤクルト7-1中日】1試合を投げきった充実感と勝利の喜びを、久しぶりにマウンドで味わった。ヤクルトの館山が2005年7月30日の阪神戦以来の完投勝利で2勝目をマーク。無四球が示すように、終始安定した投球だった。

 計7安打と走者は出したが、大きく崩れない。失点は連続二塁打で1点を許した五回だけ。高田監督が「(完投に)こだわっていなかったが、本人が行くと言った」と明かしたように、本来は8回に代打が送られる予定だったが続投を直訴。その打席で適時打を放つおまけまでついた。

 もともと制球力には自信がある。この日もストライクゾーンを目いっぱい使った。「広い球場なので思い切って攻められた」と館山。前夜に狭い豊橋で川島亮が強気の投球をしていたことも、刺激になったようだ。

 ヤクルトで完投は今季初。館山の昨季12勝のうち5勝は中日から。今季もキラーぶりは健在だ。

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2009年4月29日のニュース