【日めくりプロ野球】伝説右腕と2人だけ 3度目の大記録

[ 2009年4月29日 07:13 ]

 【72年4月29日 広島3-0巨人】高々と上がった飛球はファウルフライだった。捕手がバックネットにへばりつくように、白球が落ちてくるのを待った。ガッチリと捕球したと同時に広島市民球場のあちらこちらから観客がグラウンドになだれを打って下りてきた。

 腕を引っ張られるわ、胴上げされそうになるわ、体中のあちらこちらは叩かれるわ…。手荒い祝福の嵐を受けたのは、7年連続日本一の巨人を相手にノーヒットノーランを演じた広島のエース・外木場(そとこば)義郎投手。投球数93球。1四球1失策で2人の走者を出したが、得点と安打は許さなかった。

続きを表示

2009年4月29日のニュース