ドジャースと残留合意できず…斎藤がFA

[ 2008年12月14日 06:00 ]

 ドジャースの斎藤隆投手(38)が12日(日本時間13日)、FAとなった。この日はメジャー40人枠の選手に球団側が契約の意思表示を行う最終期限。契約の意思を示した場合は契約の義務が生じるが、ド軍は斎藤が年俸調停の権利を有しており、今後の交渉で年俸高騰は避けられないと判断し、これを見送った。

 斎藤は3年間で81セーブ、防御率1・95の実績から、仮に年俸調停に持ち込んだ場合は今季年俸の倍額400万ドル(約3億6400万円)前後となることが予想される。来季39歳となる高齢に加え、右ひじのじん帯部分断裂の影響を考慮し、水面下で「250万ドル(約2億2750万円)+出来高」の条件を提示していたが、この日までに合意しなかった。
 コレッティGMは「現状で意見が食い違ったが、合意できることを願う」と再契約交渉の継続を明言したが、プッツをトレード放出したマリナーズなど守護神不在の球団が獲得に動くのは確実。斎藤は「(FAは)新たなスタートと受け止めています。交渉は代理人に任せていますが、自分を必要としてくれる球団を第一に考えたい」と移籍の可能性も示唆した。

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2008年12月14日のニュース