渡辺レオ 「大宮」で絶好の再スタート

[ 2008年6月27日 22:17 ]

 【西4―1ロ】交流戦の最後は泥沼の6連敗。10勝14敗の11位に沈み、日本ハムに1ゲーム差に迫られた。だが、西武の渡辺監督は明るさを失わなかった。「気持ちで追い込まれては駄目。うちらしくいこう」と選手を鼓舞し続けた。

 その言葉に、選手が「積極性」で応えた。同点の3回1死、栗山のカウントは3ボール。ベンチから「待て」のサインはなかった。栗山は集中力を高め、成瀬の失投を見逃さず右中間に勝ち越しソロ。「打っていいとのサインだったので、期待に応えられた」と栗山は笑顔を見せた。5回にブラゼルの2ランで加点し、帆足から岡本真―グラマンの必勝リレーで連敗を止めた。
 渡辺監督は「弾みのつく1勝。いいスタートが切れた」。今季、地域密着の目玉に掲げた初の大宮開催は2万人を超える観客を迎えて盛り上がりを見せた。自信を取り戻すには申し分ない後半戦の幕開けとなった。

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2008年6月27日のニュース