大逆転負けで4連敗…ノムさんぐったり

[ 2008年4月9日 06:00 ]

<日・楽>4回2死、7点差を同点にされがっくりうなだれる野村監督

 【楽天7-8日本ハム】もうボヤくどころの騒ぎではなかった。72歳の老将、野村監督が怒りで体を小刻みに震わせた。

 「オレに監督を辞めてほしいんだろう。処方せん?ない。まさに自滅。こういうゲームを落とすのは連敗街道の前兆」。当然のように怒りは試合をぶち壊した先発・一場に向けられた。7点の大量援護をもらいながら、3回に突如自滅。先頭の工藤を二塁打で出すと、3四球で押し出し。まだ6点リードも、過去2試合も中盤に崩れていたことから首脳陣も我慢の限界だった。指揮官は「あいつの心臓の大きさはどのくらいや。野球をやる資格がない」と、さじを投げれば、橋上ヘッドコーチも「メンタル面が弱すぎる」と切り捨てた。2軍降格が濃厚となった一場は「すみません」と涙目で語った。
 6回は渡辺直が三塁送球を二走・鶴岡の体に当て、ボールが転々とする間に決勝点を献上したとあって野村監督は「まるで神宮広場の草野球だった」。7点差リードをひっくり返されたのは球団初だ。開幕4連敗後の7連勝で首位に浮上したと思ったら、また4連敗で借金生活。楽天ジェットコースター野球に指揮官はぐったりだった。

続きを表示

2008年4月9日のニュース