イチロー3安打、マ軍連敗止める

[ 2008年4月9日 12:23 ]

レイズ戦の3回、ウィルカーソンの適時打で生還し、笑顔のイチロー(右)

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は8日、セントピーターズバーグで行われたレイズ戦に「1番・中堅」で出場、5打数3安打2得点だった。内容は三ゴロ、中前打、一ゴロ、左前打、遊撃内野安打。

 城島健司捕手は「8番」で出場、4打数無安打。5試合連続で安打がない。内容は右飛、遊ゴロ、遊直、三振。
 レイズの岩村明憲内野手は「1番・二塁」で出場、4打数1安打。内容は三塁内野安打、三飛、二ゴロ、四球、三振。
 試合はマリナーズが6―5で勝ち、連敗を4で止めた。

 ≪イチロー、3安打で奮闘≫8回、二遊間寄りに転がった打球によく遊撃手は追いついた。ただほんの一瞬ボールを握りなおしたのが分岐点か。送球より速く、マリナーズのイチローは一塁を駆け抜けていた。そんな渋い当たりがこの日3本目の安打だ。
 その前には2本のクリーンヒットを放っていた。3回はチェンジアップを中前にライナーで運ぶ。6回は左前に鮮やかに流し打って反撃の突破口を開いた。苦しいチーム状態のなかでイチローが奮闘している。

 ▼イチローの話 (拙攻、拙守続出も何とか逃げ切り)きょうも負けていたらシアトルへのチケットとって帰るつもりだった。一応キャンセルしておきました。

 ≪ヒットが欲しい≫マリナーズの城島がスランプに苦しんでいる。開幕2戦目を最後にヒットがなく、この日で5試合無安打となった。
 「皆さんが思っている以上に僕が一番(ヒットが欲しいと)思っている」。2、3打席はともに相手遊撃手の好守に阻まれるなどツキもない。「いつか出るとは思うが、こういう出ないときこそ技術でヒットを出したい」と話した。
 ≪岩村、復調に自信≫1点差で迎えた9回。大声援を背に打席に立ったが、見逃し三振に倒れた。岩村は「ことしのレイズは違うと見せたかった。力が足りなかった」と唇をかんだ。
 ここ2試合無安打が続き、打率も2割を切っていた。チームは敗れたものの、岩村自身は復調に自信を見せた。四球となった第4打席では、2死走者なしの場面で一発を狙った。「打席内で余裕がないと(一発を)狙えない。良くなっている」と話した。
(共同)

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2008年4月9日のニュース