ネブラスカ大・富永啓生 悔し涙で終焉…5本の3Pを含む21得点の躍動もNCAAトーナメント初戦敗退

[ 2024年3月23日 10:15 ]

3連続3Pシュートを沈めていきなりセレブレーションポーズを見せた富永だったが…チームは…(AP)
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 男子バスケットボール全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1・ネブラスカ大に所属する日本代表の富永啓生(23)は現地時間22日(日本時間23日)に行われたNCAAトーナメントの1回戦でテキサスA&M大学と対戦。5本の3ポイント(P)シュートを含む21得点と躍動。しかしチームは相手の攻撃を止めきれず83ー98で1回戦敗退し、富永は悔し涙を止まらなかった。

 NCAAトーナメントとは、NCAAディビジョン1男子バスケットボールの68校が参加し、米国で絶大な人気を誇るトーナメント。毎年3月から4月中旬にかけて行われる通称“マーチ・マッドネス”と呼ばれている。

 大学バスケ界最高の舞台に初めて出場する富永にとっては、NBA入りへ最高のアピールの場となるトーナメントでもある。

 1回戦ではテキサスA&M大学と対戦。20分ハーフの前後半で行われる試合で、富永は前半から活躍した。残り18分19秒にこの試合初の3Pを決めた。残り17分45秒にはステップバック3Pを沈めると、残り15分34秒にも3本連続となる右ウイング付近からステップバックのディープスリーで決めると早くも“信じられない”セレブレーションポーズを見せた。

 しかしその後なかなか得点を挙げられず、残り5分35秒に相手の反則を誘ってフリースローを2本決めて前半は11得点をマークした。

 後半に入ると残り19分1秒にはトップから3Pシュートを決めて、後半初得点。残り15分7秒には右コーナーから3Pシュートを決めた。残り9分9秒にはゴール下でシュートを決めた。残り6分51秒にはドライブインからシュートフェイクからジャンプシュートを決めた。残り2分でコートを退き、ベンチに戻ると悔し涙が止まらなかった。

 富永この試合で21得点2リバウンド1アシストをマーク。シュートは17本試投で7本成功。3Pシュートは11本試投で5本成功した。

 チームは、前半序盤は接戦で競り合う試合となっていたが、徐々に差を広げられて14点リードを許して前半を折り返した。後半も点差を詰められずに敗戦して、富永の大学バスケットボール生活はここで終焉となった。

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