【レスリング】パリ五輪女子76キロ級代表の鏡優翔が東洋大を卒業「あっという間の4年間」

[ 2024年3月23日 17:04 ]

東洋大を卒業し、学位記を手に笑顔の鏡優翔
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 レスリング女子76キロ級でパリ五輪代表の鏡優翔(ゆうか、22)が23日、東洋大を卒業し、東京・日本武道館で行われた卒業式に臨んだ。2年前の成人式用に仕立てたという自前の振り袖に、山吹色の袴を合わせた晴れ姿の鏡は、学長賞を授与され「あっという間の4年間だった。最初の2年間はコロナで集まることが本当に少ない時期があり、あまり実感が湧かない」と振り返った。

 昨年の世界選手権では浜口京子以来、日本女子の最重量級では20年ぶりの世界一に輝いた鏡。パリ五輪では初の金メダル獲得を目指すものの、約1週間前の練習中に右肋骨を骨折。五輪前最後の実戦予定だった4月のアジア選手権は回避することを決めた。

 そんな苦境でも、明るさを失わないのが持ち味。普段はコルセットを巻いて保護しているというが、この日は「袴が圧迫してくれるので、コルセットは付けてません!」と笑顔で説明。週明けからはトレーニングを開始し、2週間後にはレスリングの練習も再開できる見通しで、「1日1日、後悔せずに過ごしたい」と話した。

 4月からはサントリーに所属しながら、東洋大の大学院で競技の研究にも取り組む。「誰も成し遂げていないことを成し遂げるのが好き。輝くチャンス」と希望を胸に、新社会人生活をスタートさせる。

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