尊富士 右膝から下をギプスで固定、救急車で病院へ どうなる千秋楽…豪ノ山と対戦へ

[ 2024年3月23日 18:50 ]

<大相撲春場所14日目>右足に包帯を巻き車イスで運ばれる尊富士
Photo By 代表撮影

 大相撲春場所14日目の取組が22日、エディオンアリーナ大阪で行われ、東前頭17枚目の新入幕・尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)は元大関の朝乃山(30=高砂部屋)に寄り切りで敗れて2敗目を喫した。直後の取組で幕内2場所目で西前頭5枚目の大の里(23=二所ノ関部屋)が小結・阿炎(29=錣山部屋)にはたき込みで勝って3敗を守ったため、1914年(大正3年)夏場所の両国以来110年ぶりの新入幕優勝はお預け。尊富士は取組で右足を痛めたとみられ、膝から下をギプスで固定して救急車で大阪市内の病院へ向かった。

 勝てば歴史的な初優勝が決まる尊富士だったが、朝乃山に寄り切りで敗戦。取組中に痛めたのか、土俵を降りる際に右足を引きずり、用意された車いすで花道を去り、医務室へ直行した。医務室の担当者によると、足関節の捻挫かアキレス腱などの腱にも異常があるのではとのこと。

 尊富士は右膝から下をギプスで固定して救急車に乗り込んだ。

 千秋楽は尊富士が平幕の豪ノ山と対戦。1差で追う大の里は大関・豊昇龍と顔を合わせることが決まった。

 初土俵から所要9場所で最速新入幕を果たした尊富士は今場所、初日から11連勝。12日目には大関・豊昇龍に初黒星を喫したが、「何も考えずに自分を信じてやるしかない」と切り替え。13日目は関脇・若元春を圧倒し、歴史的な新入幕優勝に王手を懸けていた。

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